外接する正多角形による近似
外接する正多角形を用いて円の円周率を近似計算します。図1において、AHは円
の半径をRとすると、
AH=R TAN(180°/N) (Nは角数)
が得られます。正多角形の周の長さを2πRに等しいとおいて、
2NR TAN(180°/N)=2πR (近似)
→ π=N TAN(180°/N) (近似)
を得ます。上の近似式(右辺)は、Nが無限に大きくなるとき当然πに収束します。
<外接する正多角形>
(図1、Functionviewで作成)
プログラムを使って、外接する正二十五角形までの近似値を計算してみます。
この場合、円周率を3.1415レベルまで正確に計算するためには、 角数で言って
千角以上が必要になります。