梯子型の抵抗の計算
各抵抗の値をRと一般化して、図1の梯子型抵抗の抵抗値を計算します。 まず、端
子Iと端子Jから右方向を見たときの抵抗値は、
RIJ=R
となります。 次に、 端子Gと端子Hから右方向を見たときの抵抗値は、Rと3Rの並
列接続になるので、
RGH=1/(1/R+1/3R)=3R/4
となります。同様に、前の抵抗値の計算結果を利用して順番に計算すると、
REF=1/{1/R+1/(2R+3R/4)}=1/(1/R+4/11R)=11R/15
RCD=1/{1/R+1/(2R+11R/15)}=1/(1/R+15/41R)=41R/56
RAB=2R+41R/56=153R/56
となります。
(図1、十進BASICによる2Dグラフィックス)
以上の結果から、各抵抗の値を1オームとした場合の全抵抗値RABは
RAB=153/56オーム
が得られます。