5-5.航空宇宙工学


 

W.WRIGHT & O.WRIGHT(To Be Posted)

飛行機の発明者

 

 

航空宇宙工学に関する書籍

Aerospace Engineering

Aerodynamics

Flight Mechanics

Aircraft Propulsion

Rocket Propulsion

 

 

日本の飛行機の歴史は軍用機に起源を発します。第二次大戦前は、その数も膨れ

上がり何千機という戦闘機海軍陸軍空母などに配備されていました。また、

ドイツ軍と関係が深かった旧日本軍の研究所では、 実戦配備はされなかったよ

うですが、ジェット戦闘機の試作なども行われていたようです。

 

戦後、アメリカ軍の進駐政策により航空機の研究開発が制約を受け、戦前のインフ

ラは壊滅的なダメージを受けたことは確かですが、 最近になって一部企業による

間機軍用機の開発・生産が活発化し始めています。  一方、 ロケット技術に関し

ては、 必ずしも順調に技術開発が進んだわけではありませんが、  その技術レベル

は欧米とそれほど変わらないものとなっています。そういう点では、日本の産業の基

幹となっている自動車産業電子産業と並んで、 今後、 航空宇宙産業が日本経

済をリードする役割を果たすと考えます。 そして、 人類が宇宙空間へ進出するのも

時間の問題でしょうから、この分野の可能性は無限大と言っても良いでしょう。 特に

、大きなリスクが伴いますが、有人宇宙船関係の分野がこの産業の原動力になると

思います。

 

身近な所での航空機の利用も大きなテーマになってくるでしょう。 つまり、自家用航

空機の普及です。 コストや騒音の問題が最大の障害になりますが、 平面交通シス

テムに比べてインフラの整備や管理に大きなコストがかからないと同時に、 空間の

三次元的な活用での利便性の向上は大きなメリットになります。 また、 大規模災害

での避難手段としても大いに評価されると考えます。理想で言えば、SF映画に出て

くるような反重力装置を備えた垂直離着陸機の形態が望ましい訳ですが、それが

物理的にも技術的にも不可能な現在、 いろいろなシステムが提案されつつあります

。ちなみに、  最新の宇宙論では物体同士が引き合う引力だけでは宇宙の成り立ち

を説明できないようです。ということは、反重力を生み出す方法もある!?

 

万物に存在すると言われる万有引力が、  物体の種類や運動条件そして他の相互

作用がある中でいつも同じ形であり続ける発想は、ちょっと問題があるように思いま

す。F=mMG/Rは、本当に不変!? 宗教のように、引力(実際は、光ありき)あ

りきでは問題の解決にはなりません。 引力が発生する根本的なメカニズムを付き詰

めておく必要があります。

 

 

 


 

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