古代生物の永久保存
地球だけでなく火星を含めて他の惑星や衛星上で、環境の悪化で絶滅したと思わ
れる古代生物が冬眠状態または仮死状態で生き残っている可能性は十分にある
と思われます。 例えば、地球の南極や永久凍土層などがその場所です。火星でも
地下内にそういう場所があるかもしれません。 したがって、 大型生物の冬眠条件
や小型生物の仮死条件をよく研究しておくことが重要です。 これによって、驚くべき
生命体の発見に繋がるかもしれません(場所の特定がし易くなる)。 地球上の生物
的な特性にあまり拘ると、大きな見逃しに繋がる可能性もあります(一億年や二億
年を平気で仮死状態で生き延びるような生命体もいるかもしれません)。
ロシアの研究者が 南極大陸にある分厚い氷の下の湖のボーリング調査 を始めて
います。どのような生物が見つかるかは興味深いところです(著作権に注意!)。
Water Sampling of The Subglacial Lake Vostok
2013年の3月に入って、 上記の湖から新種のバクテリアが見つかったというニュ
ースがありました。DNA的にもかなり特殊なようですし、 研究結果の発表が待た
れる所です。より大型の生物が見つかるかが今後の注目点です。