パイナップル
八百屋などで売っている茎付のパイナップルを利用して パイナップルを育てる場合
、取った茎の根元を殺菌液(例えば、 竹酢液)で殺菌してから鉢植えしてください。
殺菌をしない場合、 根が出る前に切断された茎の根元の部分から腐ってしまいま
す。 また、 上記の竹酢液を植えた後も定期的に散布することをお勧めします(薄め
た液の場合は、直接パイナップルの葉に散布してもOK)。 それによって、 パイナッ
プルの成長を促進させることができます。ジャガイモなどでは、切り口を灰で覆って
から種イモを蒔いたりもします。自分で殺菌法をいろいろと試してみてください。
課題(その1)
灰が土壌の中で殺菌効果を持つメカニズムを議論してください。 また、 灰がある状
況下でも生き延びる雑菌は存在しますか。そして、線虫など土壌内生物に与える影
響はどのようなものですか。
パイナップルが根付いたかどうかの確認方法として、中央部分の葉を軽く引っ張っ
てみて抜けないかどうかでチェックする方法があります。 根元部分が腐ってくると、
葉先の色が徐々に黄色くなるだけでなく葉を軽く引っ張っただけでも抜けるようにな
ります。写真1は完全に根付いた後のパイナップルの茎の写真です。
(写真1、完全に根付いたパイナップルの茎→中央)