9月入学までのスケジュール


 

アメリカの大学にとって9月は入学月ですが、この月から来年の準備がスタートする

と言っても過言ではありません。  入学願書の取り寄せもそうですが、大学または大

学院への応募のための各種準備は早めに行うようにしてください。加えて、手紙に

しろメールにしろ大学との連絡は英語を使わなければなりません。 普段、英語のコ

ミュニケーションに慣れていない日本の高校生や大学生が、 アメリカの大学関係者

とうまく意思の疎通をすることは思っているほど簡単ではありません。 提出するべき

書類のやり取りで(記入ミス不明点の確認の為に)、 お互いに何回も連絡を取り

合うことになります。

 

では、入学までの一般的なスケジュールを簡単に示しておきます。

 

〜8月 入学願書の入手

9月〜11月 必要書類の入手と共通テストの受験

12月〜2月 入学願書の提出

3月〜4月 合否の通知

5月〜6月 渡航の準備

7月〜8月 アメリカへの出国と英語研修

 

夏前には、 自分が興味を持つ大学に連絡を取って、 入学願書の送付を依頼してお

いてください。10校ぐらいは願書を取り寄せるべきです。 記入する為の書類だけで

なく、 希望する学部のいろいろな資料も送られてくるはずです。 それらは、 インター

ネット上に公開されている情報と共に、 大学を選定する上での判断材料になります

。最終的には、上記の大学のうち3、4校に願書を送ることになります。

 

次に、 願書と共に提出しなければならない書類の入手を行うことになります。  成績

証明書や推薦状そして共通テストの結果はMUSTになりますが、 その他、自分の

能力をアピールする為の書類を付け加えても問題はありません。例えば、過去に受

けた賞や資格などです。 ボランティア活動を行った経験があるならば、 その実績

まとめてリストアップしてもかまいません。 社会人ならば、会社での仕事の内容やス

キルなどです。 日本で修士課程を卒業した人ならば、 修士論文の抜粋(英訳)や投

稿論文の一覧表などです。  いずれにしても、GPAの値や共通テストの点数ではは

かれない部分で合否が決まる場合があるので、自分を大いに宣伝してみてください

。 共通テストで満足する点数を取るためには、 何回かのテストを受ける必要がでて

きます。それには半年ぐらいの余裕を見ておくことが重要です。

 

入学願書の締め切りは、有名で人気がある大学ほど早くなる傾向があります。 少

なくても、二週間前までには郵送を完了しておくべきです。ちなみに、 共通テストの

結果や推薦状はテスト機関や推薦人から ダイレクトに大学へ送るように指示があ

るもしれません。 そういう場合は指示に従ってください(指示に従わないと結果や書

類が無効になることもある)。

 

 


 

Topへ