ルートの探索
図1は正四面体の骨組みを示したものです。 点Aから点Bへ行くルートが何種類あ
るかを考えてみます。ただし、同じ点は一度しか通れないものとします。
(図1、Functionviewで作成)
点Aから点Bへ直接行くルート以外に、 点Cまたは点Dを経由するルートもあります
。 さらに、 点Cと点Dの二か所を経由するルートもあるので、 最終的に以下の五つ
のルートがあることが判ります。
ルート1: A→B、ルート2: A→C→B、 ルート3: A→D→B、ルート4: A→C
→D→B、ルート5: A→D→C→B
正四面体の場合は頂点数が4であるので、ルートの始点・終点として二点を選ぶ方
法は全部で4C2=6通りあります。 そのどの組み合わせでも、ルートの数は5にな
ります。 一辺の長さを1としてルートの長さで分類すると、長さ1のルートが1組、長
さ2のルートが2組そして長さ3のルートが2組となります。
課題(その1)
正六面体・正八面体・正十二面体・正二十面体についても、二点の選び方によっ
てルートの数がどのようになるかをチェックしてください。
課題(その2)
ルートを探索して全ての異なるルートを表示するプログラムを作成してください。
課題(その3)
図2のような格子パターンがあります。点Aから点Lまでのルートを求めてください。
但し、ループを含むルートは禁止します。
(1)各点から上側と右側だけに進める場合
(2)各点から全ての方向に進める場合
(図2、Functionviewで作成)